札幌市内の採石場跡地をリニューアル!?「石山緑地」は自然とアートがブレンドした芸術公園!

text&photo/高井 智啓 (会社員/ブロガー:Driving Hokkaido.com)

北海道札幌市は、日本最北の政令指定都市。人口は190万人を超え、日本で5番目に人口が多い都市でもあります。中心部には高層ビルが建ち並び、また札幌時計台や歓楽街すすきのなどの観光地は全国的にも知名度が高く、世界中から多くの観光客が訪れています。

そんな道都と呼ぶにふさわしい北海道の中心都市札幌ですが、山に囲まれている地形のため、都市部にもかかわらずとても身近なところに自然を感じられるスポットがたくさんあります。数あるスポットの中から、今回は自然とアートが融合した芸術公園「石山緑地」をご紹介します!

 

石山緑地は彫刻家がつくりあげた芸術空間!?

「スパイラルスプリング」と呼ばれる水の広場。

「石山緑地」は札幌市南区にある都市公園。北ブロックと南ブロックに分かれており、それぞれ景観も印象も全く異なります。

北ブロックには見晴らしの良い展望テラスを始め、テニスコート・ゲートボール場・遊具等が整備されています。これだけなら他の公園と大差はありません。特筆すべきは、札幌軟石の採石跡地を整備・利用した南ブロック。訪れる方を魅了する芸術的な空間が広がっています!

 

迷宮を思わせる作りの「ネガティブマウンド」。

石山緑地は、明治から大正期にかけて建築資材としてさかんに使われた石材札幌軟石」の採石跡地を利用して作られました。この採石跡地を生まれ変わらせたのは「CINQ(サンク)」という5人の彫刻家による芸術家集団です。構想・着工から4年の歳月を経て、1996年に石山緑地は開園。ただ公園に作品を置くのではなく、公園自体を作品とした素晴らしい景観の芸術公園が出来上がりました!

 

無造作にブロックが配置された「午後の丘」

なお札幌軟石とは、札幌市南区で産出される凝灰岩の石材のこと。柔らかいため切り出しが容易、軽くて保温性が良いなどの特徴があります。

札幌軟石を使った有名な建物には、札幌市の大通西13丁目にある札幌市資料館(旧札幌控訴院)」や、札幌市中央区北1条東1丁目にある「日本基督教団札幌協会」などがあります。また石山緑地から程近い、石山地区の「ぽすと館」も札幌軟石を使った建物。札幌市内には、この他にも札幌軟石を使用した建物が意外とたくさんあります。ぶらりと散策する際に、注意深く見てみるのも面白いですよ。

 

ちなみにわたしも石山緑地に魅了された1人。朝方、日中、夕暮れ‥、色んな時間に来ていますが、同じ景観でもそれぞれ全く雰囲気が異なります。混雑していることはあまりないので、ゆっくりとベンチに座ってお弁当を食べるもよし、何も考えずにフラリと散策するもよし。思いかえして見ると、わたしは疲れた時に癒しを求めて来ることが多かったみたいでした。ここに来てボ~ッとしていると、疲れた頭がスッキリします。

 

札幌駅から石山緑地へは、約12,5km。おおよそ30分強かかります。

車で行く場合は国道230号線、通称「石山通」を南へ向かいます。ガソリンスタンド「モダ石油」やパチンコ屋「プレイランドハッピー」が見えてきたら、その交差点を左折し国道453号線を進んで下さい。そのまましばらく支笏湖方面へ進むと石山緑地に到着です。直前に案内板がありますので、見落とさない様に注意して下さい。

公共交通機関を利用する場合、まずは地下鉄南北線を利用し「真駒内駅」へ向かって下さい。次に真駒内駅前に発着している「中央バス」空沼線(真101)または滝野線(真102) に乗車し、「石山東3丁目」停で下車します。バス停から4分ほど歩くと石山緑地に到着します。

 

年に1度の幻想的なイベント、キャンドルナイト!

石山緑地のネガティブマウンドでは、毎年8月の後半に「いしやまキャンドルナイト」というイベントが行われます。主催しているのは「いしやまキャンドルプロジェクト」。東日本大震災の復興支援を目的に、震災発生直後からオリジナルキャンドルを製作・販売し、その売り上げの全額を寄付する活動を続けているボランティア団体です。キャンドルナイトは2014年から毎年開催され、昨年2017年は約3,000個のキャンドルの灯りがネガティブマウンドを照らしました!

 

夕方ころに灯された青白いキャンドルの灯りは、辺りが暗くなるにつれだんだんと温かみを帯びた暖色に変わっていきます。会場では楽器演奏やパフォーマンスなども行われ、皆思い思いにこの幻想的な空間を楽しんでいました。また石山地区の飲食店などによる軽食販売も行われていましたが、早い時間に行かないと売り切れること間違いなしです。

なお2018年のキャンドルナイトの概要につきまして、以下に記載しています。

 

いかがでしたでしょうか?
非日常的な芸術空間を楽しむことのできる石山緑地。無料の駐車場もあり、気軽に伺うことができるのも魅力の1つです。通常時に行ってももちろん楽しめますが、機会があうのであれば更に非日常的なイベント、キャンドルナイトにも足を運んでみて下さい!きっとこの素敵な空間で心が癒されること間違いなしです!

 


【石山緑地】
〇住所/札幌市南区石山78
〇電話/011-578-3361(藻南公園管理事務所)
〇駐車場/3ヶ所 計46台
※ 駐車場利用可能時間 7:00~21:00(夜間閉鎖)

【いしやまキャンドルナイト2018】
〇開催/
平成30年8月25日(土) ※雨天の場合、翌日順延
〇会場/石山緑地 ネガティブマウンド
〇プログラム

  • 17:00~ キャンドル点灯
  • 18:00~ LIVE
  • 21:00  終了予定

LOCATION

WRITER

高井 智啓
会社員/ブロガー

全道をドライブすること15年強、不動産業に従事するサラリーマンブロガー。道内173/179市町村を走破。許容走行距離は約700Km/日まで。自ら撮った写真を使ったブログを約10年執筆中。

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http://driving-hokkaido.com