サッポロビール園とセットでまわりたい。北海道の歴史や文化が詰まった札幌市・苗穂エリア。旅の思い出の撮影スポットもご紹介!

text/ハセガワミチル(Editor’s office Bluebird) photo/Madoka Koizumi

高層マンションや公共施設の建設など、再開発が進む札幌市東区・苗穂エリア。JR札幌駅から一駅、創生川イーストやサッポロファクトリーからも徒歩でまわれるこのエリアは、実は北海道の歴史や文化財の宝庫。今回は旅の思い出に残したい写真スポットとともに、空いた時間で手軽に回れるお散歩コースをご紹介します。


ビール園へのアクセスが便利に!

札幌観光と言えば赤レンガ庁舎、時計台、羊ヶ丘展望台…。そして、やっぱり外せないのがサッポロビール園の生ビールとジンギスカンのセットですよね!ビール園へのアクセスは、JR札幌駅からの循環バス、新千歳空港への直通バスなども充実しているので、Ten to Tenサッポロステーションへの宿泊前後や宿泊中の空き時間にも、ぜひ訪れてほしいスポットです。

せっかくだから、他にも見て回れる場所はないの??ということで、探してきました!
ジンギスカンを食べる前でも食べた後でも、ゆるーくまわれる苗穂エリアぶらり旅に出掛けましょう。

交通手段の一つとしてJRを使うのもオススメ。札幌から一駅、2018年11月17日に新駅舎がオープンしたばかりのJR苗穂駅からスタートしてみましょう。
苗穂駅構内の北口方面から見えるアリオ札幌。その後ろに見える煙突がサッポロビール園です。旧苗穂駅より150メートルほど札幌駅側に近づき、サッポロビール園やショッピングセンターのアリオ札幌まで徒歩1分という好立地に。アクセスがグンと便利になりました。

スポット①北海道の歴史が詰まった北海道鉄道技術館

苗穂駅北口を出て、ビール園に向う最初の信号を右折して数分で見えてくるのが「北海道鉄道技術館」。北海道鉄道技術の歴史と文化を伝え、一般の方にも鉄道を身近に感じてもらいたいとの想いで開設された資料館です。「さっぽろ・ふるさと文化100選」「北海道遺産」「近代化産業遺産」などにも認定されています。
旧苗穂駅からだと徒歩で15〜20分くらいかかっていましたが、新しい駅からは約7分にショートカット。苗穂工場入り口から奥へと進んで行くと…

 

普段はこの場所で実際に列車のメンテナンスなどが行われているそう。工場見学に来たときのワクワク感がすでに…!さらに奥に進んでみましょう…

 

こちらが技術館。レンガ造りの趣きある同技術館は、明治43(1910)年に用品倉庫として建築され、苗穂工場内の建物の中では最も古いものだそう。

 

技術館の前で出迎えてくれるのが、日本最大の蒸気機関車といわれる「C62 3号機」(夏期のみ展示)。
これまで活躍してきたSLは北海道の各市町村の博物館や公園などに残されていますが、札幌都市部から一番アクセスしやすいのが、こちらの技術館です。しかも、運転席まで登って内部を見ることも可能!
館内には苗穂工場で開発・製造した鉄道車両のほか、蒸気機関車の歴史的資料、機器、写真などが展示されています。札幌駅周辺のジオラマやリゾート列車の運転台などなど、鉄男・鉄子の皆さんだけでなく、お子さんも楽しめそうな展示がたくさんそろっているのも特徴です。

ジオラマの中を走る列車の運転席からの眺めを、併設されているモニターで体験できる「振り子でトライ」は、ちょっぴり子供時代の気持ちに戻れるワクワク感が…!

 

北海道発の特急気動車「おおぞら」に使用されたキハ82の運転台。

運転席で、しっとりとした一枚はいかがでしょう。
技術館の見学に事前の予約は必要ありませんが、入館できる日は毎月第2・4土曜日の13時30分から16時までというレア感満載なスポットなので、旅のタイミングに合えばラッキーです!
北海道鉄道技術館
◯所在地/北海道札幌市東区北5条東13丁目(JR北海道苗穂工場内)
◯TEL/011-721-6624
◯HP/http://www.jrh-zaidan.or.jp/business/page01.html
◯営業時間/13:30〜16:00(毎月第2・4土曜日)
◯休/上記以外(都合により臨時休館の場合あり)
◯入館料/無料

スポット②日本の伝統技術を気軽に体験できる。藍染坐忘

日本の伝統色「藍色」。海外では「JAPAN BLUE」として知られています。藍と名の付く植物を使って染める藍染め技術は徳島県を中心に現在も残されていますが、実は札幌にも藍染め工房があるとの情報をキャッチ!化学薬品不使用、「天然灰汁醗酵建藍染」という伝統技法を使って染め上げたオリジナルグッズが購入できるだけでなく、藍染め体験もできちゃうらしいのです。

こちらのお店の詳細は、あらためてご紹介する予定です。お楽しみに!

. 【藍染てぬぐい作成中】. 工房で1枚1枚染め上げるてぬぐいは、青の色合いや柄も様々。 その全てがオンリーワンブルーです。 是非、その時にしか出会えない、お気に入りの一枚を見つけに来てください☺?? . 体験サービスでは、藍染の手ぬぐいを絞りから体験できます! まずはお気軽にお問い合わせ下さいませ! . ▼体験のお申込みはこちらの インスタアカウントのURLから▼ @aizome_zabo . . #北海道 #札幌 #japan #hokkaido #sapporo #aizomezabo #藍 #藍染 #藍染坐忘 #天然藍 #藍染工房 #天然灰汁発酵建て #indigo #indigodye #indigodying #naturaldye #japanblue #blue #activities #体験 #藍染体験 #日本文化 #伝統工芸 #indigoblue #手ぬぐい

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藍染坐忘
◯所在地/北海道札幌市東区北8条東16丁目1-5
◯TEL/011-733-4343
◯HP/http://www.zaboblue.com/
◯営業時間/10:00〜18:00(平日・土曜)※体験要予約(受付終了15:00)
◯休/日曜・祝日

 

スポット③どこにあるのか探してみて!札幌軟石の倉庫たち

札幌の街を歩いていると時々見かけるのが、札幌軟石で造られた倉庫たち。
明治から昭和にかけてタマネギの一大産地だった東区にも札幌軟石のタマネギ倉庫などが残っています。

札幌軟石についてはコチラの記事もチェック。
【札幌市内の採石場跡地をリニューアル!?「石山緑地」は自然とアートがブレンドした芸術公園!】

かつての面影を残した石造り倉庫。秋になると倉庫にからまったツタがいい雰囲気を醸し出します。
このロケーションって、北海道、札幌ならでは。見つけたら迷わず撮るべし!

ですが、ただ建物を撮影するだけではイマイチきまらない…そんなときは、

人物を入れて撮影するのがオススメ。今回ご紹介する苗穂エリアにも石の倉が点在しているので、散策の途中で探してみては??(今回ご紹介するルートの中にも見つけることができます)

 

スポット④思わず撮りたくなる!あふれるコーヒー!?TBIRD CAFE

お散歩の途中で一休みしたいならTBIRD CAFEさんがおすすめ。
KINFOLKの世界観を醸した雰囲気で、シンプルかつスタイリッシュな空間が広がっています。

作家さんたちのアクセサリーや雑貨なども販売。

ハンバーグやパスタ、キッシュなどのランチも楽しめますが、これを頼まずしてどうする!くらいの勢いでオススメなのがTBIRD CAFEのオリジナルドリンク「あふれるcoffee」。

無糖の生クリームをカップにそそいで…まさかのカップからドリンクがあふれるという衝撃の一杯。でも、とてもフォトジェニック。お店の方が目の前で完成させてくれるのですが、五感で楽しめるカフェってすごい。
完成の瞬間はコチラから↓


ブラウニーやチーズケーキなどデザートも豊富で、一皿一皿がとってもオシャレ。中でもちょっと変わっているのが、マッシュポテトのパイケーキとレッチェフラン(濃厚プリン)です。

マッシュポテトのケーキは小瓶に入ったハチミツをとろーりかけて。

半分凍らせてあるプリンは、時間によって食感や味に変化が。

お子さん連れでもゆっくり過ごせるスペースがあったり、コーヒーのテイクアウトもできる、オシャレなだけじゃないステキな心遣いを感じるカフェ。季節によって変わるメニューも楽しみの一つです。

TBIRD CAFE
○所在地/北海道東区北7条東8丁目2−5 FA-N7ビル 1F
○TEL/050-6867-9596
○営業時間/11:00〜18:30
○休/水曜
○駐車場/あり(大型共用駐車場)

スポット⑤知ればビールがもっと好きになる!?サッポロビール博物館

灯台下暗し!?ですが、サッポロビール園に併設している博物館。こちらも北海道遺産の一つなんです。
館内は無料見学もできますが、解説付きのプレミアムツアーには博物館でしか飲めない「復刻札幌製麦酒」と「サッポロ生ビール黒ラベル」の飲み比べがついてとってもお得。

博物館の2階と3階を突き抜ける高さ10mほどの煮沸釜は、札幌工場で実際に使用されていたもの。ビールを仕込む時に麦汁を煮沸するための釜で、味や香りに影響を与える大事な工程の一つだそう。この他にも、ビール酵母を培養する装置や濾過(ろか)機など当時のビール造りで活躍した機器が展示されています。

毎年7〜8月にかけて盛大に開催されるビアガーデンは北海道・札幌市の風物詩ですが、そもそもビールが北海道で造られたのはなぜなのか?誰がビールを造ったの??開拓史との関係は?そういえばビールってどうやってつくるの??などなどの疑問が解決。知れば知るほどビールに愛着がわくストーリーを学ぶことができます。

たっぷり学んだ後には、館内1階のスターホールにて工場直送のビール(ソフトドリンクもあり)をいただきましょう。サッポロ生ビール黒ラベル、サッポロクラシック、札幌開拓史麦酒ピルスナーの3種の見比べセットは、ビールが持つ香りや苦みなど個性をしっかりと感じることができます。
博物館やビール園を含むサッポロガーデンパーク一円は、レンガ造りの建物が立ち並びそれだけで情緒がありますが、春夏秋冬それぞれのシーズンだから撮影できる写真も。紅葉のシーズンは、たくさんの人たちが集まる撮影スポットになっています。

パーク内には、どっしりとしたビールの仕込み釜が。ここも撮影スポットの一つです。

1日の中でも時間によって違った色を見せるレンガ造りの建物。思い出の一枚にぴったりのロケーションです。

サッポロビール博物館
◯所在地/北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
◯TEL/TEL:011-748-1876(受付時間 10:00~17:30)
◯HP/http://www.zaboblue.com/
◯営業時間/11:00~20:00
※ツアー最終回17:30
※スターホール 11:00~19:00
※ラストオーダー18:30
◯休/年末年始・臨時休館日※毎週月曜日(祝日の場合は翌日)は見学のみ可

今回だけではご紹介しきれなかった、個性豊かなスポットがたくさんある苗穂エリア。
エリア開発も進んでいるので、これからもっと見どころが増える可能性も大!!
ぜひ、足を運んでみてくださいね。


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WRITER

ハセガワ ミチル
酪農ライター/編集者

ITベンチャー、編プロ、農業系大学の編集・出版部を経てフリーランスに。一次産業(特に酪農)、町づくりのフィールドを中心に、これまで21都道府県(道内全域)を取材。北海道苫小牧市出身。

Editor’s office Bluebird
http://chiru-bluebird.info/