北海道の雪を堪能!時間・装備がなくても手軽にウィンタースポーツを!

Text & Photo/土居奈津美

旅行者には驚きかもしれませんが、北海道に住む我々は、冬に傘を使いません。なぜなら北海道の雪は「ほろう」ことができるほど、サラサラだから!(※ほろう=北海道東北の方言で、衣服などについた雪やほこりを払って取る動作のこと)

いわゆる「パウダースノー」です。

冬になるとこの雪を求めて日本全国、そして世界各地からウィンタースポーツをしに旅人たちがやってきます。

そんな北海道に来たのなら、ぜひともウィンタースポーツをしなければ!

北海道に来て6年目の私。こんなことを言っていますが、まだ体験していなかった!

ということで今回は、札幌からすぐ行けるスキー場に行ってきました!

 

今回訪れたのは、「さっぽろばんけいスキー場」。

札幌駅から円山公園駅まで地下鉄に乗り、そこからバスで約15分ほど。

とってもとっても近いんです!

大都市からこんな近くにスキー場があるなんて、世界でも例をみないそうです。

そして、旅人や初心者にはとっても嬉しい「手ぶらパック」プランが用意されています。

私はウェア・板・ブーツの基本装備を何も持っていなかったのでとりあえず、財布・スマホ・暇つぶしの本、といういつものお出かけスタイル(笑)

円山公園駅からさっぽろばんけいスキー場までのバスはこんな感じ。

約30分間隔で出ています。

この日は8:40のバスに乗りました。装備を抱えた地元の子どもたち、観光客らしき外国人一家、私と同じようにどこかに遊びに行くようなラフな格好の人もいらっしゃいます。

住宅地を抜けて山に向かうと右手に大倉山ジャンプ台。そこをさらに過ぎて5分ほど揺られると、もう到着です!札幌駅を出てからここまでおよそ30分!はやい!

今日は土曜日。朝だからかそんなに人が多いようにも見受けられません。

早速レンタル手続きを。

ウェア・板・ブーツ・リフト4時間券のパックで10,500円也。

※ちなみにグローブ・帽子・ゴーグルはついていません。事前に用意されることをお勧めします!

申込書を記入して、代金をお支払い。

「後ろのウェアからお好きなものを選んで着替えてください」とのことで、自分に合ったサイズを選びます。

可愛いものから格好いいものまで揃っています。私は目立ちそうな黄色を選択。

更衣室で着替え、友人に借りた帽子・手袋・グローブを持って、今度は靴を選びに行きます。

サイズを言うとスタッフの方が靴を持ってきてくださいます。

これがなかなか入らない!「ふん!ふん!」と一生懸命足を入れます。

目の前で同じ動作をする外国人の奥様と、目が合ってお互い苦笑い(笑)

なんとか履けました(笑)ひざ下ががっちり固定され、分厚い靴底。足の自由が利かず、なんだか宇宙人になった気分でした。

そして板を借りに行き、準備完了!

いざ滑らむ。

 

一緒に付き合ってくれた友人に、まずは滑り方・止まり方を教わります。

ちなみにこの友人。北海道に来てスキーを始め、大学一年生の時に装備を揃え、冬になると毎日のように学校終わりのナイター等で滑りに行くというベテラン。スキー場が近いからこそ、学校終わりや仕事終わりにささっと滑れる。そんな利点があるんですね。

まずはリフトを使わず、坂を自力で登り滑る練習。

人生で二度目のスキー。ただ傾斜を滑るだけなのに、どうしてこんなにも恐怖心を抱くのでしょう!

坂を下りては板を外して担ぎ、坂の上まで歩き、また滑るということを繰り返すこと10回ほど。

いよいよリフトに乗ります!

こちらのスキー場には全17コースがあります。一番傾斜が緩やかな場所を選びドキドキしながら滑ります・・・。

が!怖い!友人には迷惑なことに20分ほど坂の上でもたもたしてしまいました(笑)

滑るなんてものでもなく、一生懸命なんとかして一番下まで降ります。

「…ちょっと一人で練習するから滑ってきて…」と友人にお願いし、またもリフトを使わず坂を登っては滑るを繰り返します(笑)

しばらくすると、なんとなくコツを掴んだ気になったので、戻ってきた友人とまたリフトに乗ります。

今度は景色を見る余裕もできました(笑)

この日は晴れていたこともあり、山の稜線がきれいに見えました。

リフトを降りてすぐのところに設置されている鐘。なんだかわかりませんでしたが、みんなが鳴らしていたので私も。

すなわち止まりたい場所、この場合は鐘の前で止まれるようになった証拠です(笑)

滑りだしてみると、やはりコツを掴めたのか、なかなか楽しくなってきました。

登るにはリフトを使って時間もかかるのに、降りるのはあっという間。

なんだか不思議な感覚です。

その後はひたすら、リフトに乗りコースを滑るを繰り返します。

ただ、17もコースがあるにもかかわらず、この日はひたすら同じコースを律儀に滑りました。

最初の練習と、一回目の滑りのもたもたでおそらく一時間程度。そして残り三時間は思いっきり楽しみました!

この日は4時間のリフト券を購入したため、名残惜しいですがそろそろ帰る時間。

板を返却し、ラウンジへ戻ります。

ブーツを脱いでみると、なんという開放感!

雪の上を滑る、という感覚もなんだか不思議なものでしたが、やはり地に足がついているほうが落ち着きました…。

まだまだこれからですね。もっと上達すると、スキーも病みつきになるのでしょう!

ウェアも返却し、帰りの準備をします。

この日は半日の予定だったので、お昼ご飯は食べませんでしたが、ラウンジの二階には広い飲食スペースが。おいしそうなメニューがそろっています。ザ・日本のレストランという感じで、旅行者も堪能できちゃいます。

 

ゆっくりくつろぐ方たちを横目に、帰りのバス停へ向かいました。

さっぽろばんけいスキー場から、円山公園駅へ。

そして円山公園駅から地下鉄東西線で札幌駅へ帰ってきました。

ちなみに、このように地下鉄とバスを乗り継ぐ場合は、「ドニチカキップ」の利用よりも「乗り継ぎ券」を購入したほうが安いようです。詳しくは泊まったゲストハウスのスタッフに聞いてみてください。

 

一日ゆっくりするも良し。

札幌中心部から近いからこそ半日行程でささっと楽しむのも良し。

それぞれの旅のスタイルに合わせて、雪国を思いっきり楽しんでみませんか?

 

 


【さっぽろばんけいスキー場】

○住所/北海道札幌市中央区盤渓410

○TEL/011-641-0071

○営業時間/ 9:00~22:00
(12/25~1/20の日祝は8:30~22:00)

○HP/https://www.bankei.co.jp/winter/ski/

LOCATION

WRITER

土居 奈津美
ライター/大学院生

女子大学院生ライター。岡山県出身、北海道満喫6年目。春は勢いのある雪解けを楽しんで、夏は麦わら帽子を持ってドライブへ。秋は美味しいものを食べ、冬は雪の綺麗さに見惚れています。