標高629m。頂上からは海!プチ登山気分が味えわる、小樽の「塩谷丸山」

text&photo/ 原大介(ユアンワークス)

 

札幌から小樽の街中を超え、余市側へ向かったところにあるのが「塩谷」というエリア。

「せっかくの北海道。大自然に触れてみたいけど時間もないし、山に登るような装備・道具もない。お金もあんまり…」そんな人におすすめなのが、札幌からぶらりと行ける日帰り登山。札幌の周りにはいろいろな山があるけれど、その中でも特に人気なのが「塩谷円山」です。まだ山頂に雪が残る4月中旬。編集部スタッフでぶらりと登ってきました。

 

札幌から向かうならJRがおすすめ。時刻表は事前に要チェック!

まずは行き方。JRで札幌駅から小樽駅へ。本数も多いし特に心配なし。快速だと640円で40分弱。問題はそこから先です。。お金をかけずに塩谷まで行くには1)電車、2)バスの2つの方法があるので順に説明していきます。

 

1)電車で行くには…

小樽駅で乗り換えて、たった1駅。乗車時間は約10分。でも本数はなんと1時間に1本しかない(11時~12時は1本も走ってない!)。事前に乗り継ぎ時間を計算していかないと小樽駅で時間をつぶさないといけにことになっちゃうので要注意。小樽からの時刻表はコチラ

 

2)バスで行くには…

小樽駅前のバスターミナルで乗車。けど到着するまでに17箇所ものバス停を経由。乗り場も分かりずらい。なのであまりおすすめしません。「次の電車まで1時間近くあるじゃん、わーーー、時間がもったいない!」という場合のみ、のりば案内を読み解くチャレンジをしてみてください。読み解けるころには、次の電車が出発しているかもしれません(笑) 時刻表と乗り場案内はコチラ

おすすめの時間帯&行き方は、

◇札幌 7:14発

↓JR 函館本線(小樽行)

◇小樽 8:01着 8:05発

↓JR 函館本線(倶知安行)

◇塩谷 8:15着

これです!!
車を借りていくっていう手もありますけどね♪

 

 

さて、山への登り方。登山口が分からない…。というのが登山の最初の関門。

 

塩谷駅のホームを降りるとこういう風景です。進行方向に向かって左手に丸い物体が見えると思いますが、登山口に向かうときはあの丸い物体を目印にしてください。ちなみに北ガスの貯蔵タンクです。

 

塩谷駅。小さくてかわいらしいですよね。無人駅。トイレはここで済ませておきましょう。

 

駅を出て左手側に進みます。道が2つに分かれますが、登坂の方に進むと遮断機があるので、線路を超えてガスの貯蔵タンクの方へ。

 

貯蔵タンクのあたりまで来たら山の方を見ると、ずーっと緩やかな坂道があり、その先に高速道路の下を通るトンネルがあります。この先が登山口です。※高速道路は、余市―小樽JCT区間が、平成30年度中に開通です。

 

ここには何台か停められる駐車場もあるので、レンタカーで向かう人も安心を。準備を整えたら、いざ!!

 

トンネルをくぐればこんな景色。まっすぐ道沿いに進みます。

 

「これより先はヒグマの生息地ですので、入山する時はくれぐれもご注意願います」と丁寧に書いてくれてます。でもどうやって注意しろっていうんだよー!熊鈴は一応持ってきているけど。ちょびっと緊張…。

 

しばらく進むと橋が出てきます。この先に登山ポストがあるので、名前と住所、入山時間など記入してから山へ入りましょう。低い山と言ったって相手は自然。遭難した時の手掛かりになります。なんせヒグマの生息地なんだから。

 

雪どけの季節で足場はこんな感じ。先が思いやられます。歩きずらいったらありゃしない。

 

登山道がすっかり沢になっています。これは想定外!

 

しばらく歩くと道の脇に植物。目を楽しませてくれます。北海道って雪がとけるとものすごい勢いでものすごい生命力で、植物が土の中から出てくるんです。狂ったように。これから1週間でもっと緑の世界になるはず。

 

熊笹エリアが出てきました。道の脇。熊笹ってどの山にいってもありますよね。すごい生命力。熊笹の健康食品があるのも納得。これが「ガサガサ」ってなると、ちょっと焦るんですよねー。

 

雪のエリアもやっと終わりか!?

 

と思ってたら、まだまだ雪のエリア出てきましたよ。それもそうか、山頂に近づくほど雪があるよね。ここまで1時間くらい。空気は気持ちがいいし、傾斜もそんなにきつくないから、ほぼ休みなしで登ってきました。

 

木が生きているから温かいのかな。まわりから雪がとけています。

 

なんか山頂も見えてきたぞ!写っているのは一緒に登ったカメラマンのTさん。

 

がーー!山頂!629m。ここまで1時間30分ちょっと。最後は登りがきつくって写真をとっている余裕なし(笑) 向こうには海が見える。登る前はガスってて景色が見えるか心配だったんだけど、なんとか見えた!感動!!

 

頂上はこんな感じ。ガレ場になってます。奥に積丹半島が見える!!雪をしっかり被った積丹岳の連山がきれいだなー、美しいなー!

 

反対側はこんな感じ。学生のグループとか、おじさんおばさんのグループとかいて、みんな頂上で高揚。テンションあがるよねー、そうだよね。

 

僕らは持ってきた急須でお茶をいれて一服。汗をかいた体にお茶が染みわたります。

 

祠みたいなものが祭られておりました。素朴だけどなんだか神々しいでしょ?さて、下山です。

 

来た道を戻って、登山ポストで下山したサインをして、トンネルをくぐればもう駐車場。帰りは雪のところめっちゃ滑りました(笑) ソリがあったら楽しかったかも!勢いがつきすぎて危なかったかな?

 

誰かの落とし物。空中で何かをつかもうとしているように見えます。何をつかもうとしているのか…。失った夢か、過去においてきた絆か。疲れているせいかちょっぴり詩人モード発動してました。

 

 

山の上から見えた湾が気になって、帰りに寄っちゃいました。湾フェチなんです。忍路(おしょろ)というエリアです。さっきは小さく見えたのに、今は視界の全てを占めている。なんだか不思議な気分です。

 

ちなみにバスで来た人は国道5号線沿いの「塩谷」のバス停で降ります。すぐ隣は塩谷神社。でも分かりずらいからやっぱりバスはおすすめしないな。ここから登山口はだいぶ歩くし。

 

帰りは小樽に寄って、銭湯で汗を流して、ラーメンを食べて帰ってきました。小樽には銭湯がたくさんあるからおすすめです。さっぱり!お腹もいっぱいであとは寝るだけ(笑)

これで札幌に戻ってもまだ夕方前。どうですか、こんな1日。この「ちょっと行けば大自然」というのが北海道の醍醐味なんです。せっかく北海道に来てこれを味わない手はありません!ヒグマはちょっと怖いですけどね(笑)

 

 


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WRITER

原 大介
ライター/ディレクター

リクルートグループの制作会社で12年勤務した後、2012年に独立。現在は「北海道じゃらん」の編集・取材も担当。もう一つの仕事であるコンサル業務と合わせて、道内のあちこちを飛び回る日々。

ユアンワークス
http://yuanworks.info/